企業間決済システム「Visa Business Pay」を日本独自に開発-B2Bの請求・支払い業務をカード決済、オンライン化で簡単に

04/14/2014

ビザ・ワールドワイド(以下Visa、代表取締役:岡本和彦、所在地:東京都千代田区)は、B2B(企業間取引)専用決済システム「Visa Business Pay」を開発し、本日よりサービス提供を開始することを発表しました。本システムは、B2Bのカード決済ならびにオンライン化推進を目的とし、請求・支払業務の一元化、さらに電子データ化による業務の効率化を図ることを可能にします。利用にあたっては、サプライヤー企業がVisa加盟店となり、バイヤー企業がVisaカードを使用することで、本システムを通じて代金の請求と決済が電子的に行われます。

 

B2B取引においては、今日でも紙ベースでの請求が一般的で、代金回収ではサプライヤー企業の現金での集金や、支払いにおいてはバイヤー企業がマニュアルで別途銀行振込を手配するなどの作業が発生しています。本サービスを利用することで、サプライヤー企業は簡便にオンラインでのカード決済を導入することが可能になります。また、バイヤー企業の中でも、購買プロセスのシステム化に経営資源を割くことができない中小企業や個人事業主などは、本サービスをパソコンやスマートフォンを通じて利用することで、手元のVisaカードで簡単・確実・安全に決済を行うことができるメリットを享受できます。

 

Visa加盟店(サプライヤー企業)のメリット:

  • 請求書の作成・発行もオンラインで完了するため、請求書発行・発送にかかるコストが削減可能。

  • Visaカード会員がカード決済すると自動で決済完了確認メールが届くため、銀行口座への入金データと請求データとの照合が容易になり、回収業務が簡素化。

  • 個別のID番号でVisaカード会員との取引を進めるため、カード番号やパスワードの管理が不要になり安心。

  • カード払いの利便性を提供することで、他社との差別化を図り、受注機会が増加。

 

Visaカード会員(バイヤー企業)のメリット:

  • カード決済が可能なため、銀行振り込みの手間が省ける。

  • 全てのVisaカード利用を対象としているため、法人カードのみならず、個人事業主の方は個人カードでも利用可能。

  • パソコンのみならず、スマートフォンや携帯電話にも対応しているため、外出先からも支払いや確認作業ができる。

  • お手持ちのパソコンから利用可能で、登録料、システム使用料はかからないため、コストがかからない。

日本の法人消費支出の940兆円のうち、カード決済は約2兆円[1]と推測されており、カード決済比率は0.2%に留まっています。Visaは、法人決済市場拡大のため、法人カードの発行の推進と合わせて、B2B決済分野における加盟店開拓の強化も重点的に取り組んできました。本システム提供開始により、卸売りなどのB2Bを中心とした領域での加盟店開拓に弾みをつけることを狙いとしています。

 

詳細はこちらをご参照ください:visabizpay.com


 

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ビザ・ワールドワイドについて

ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、世界規模のペイメントテクノロジーを提供する企業です。世界の200以上の国と地域において、現金・小切手の代わりに電子通貨を利用することを可能にし、消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。毎秒47000件を超す取引を処理できるVisaNetは世界でも最先端の情報処理ネットワークで、電子通貨の基盤であると同時に、消費者を詐欺や不正行為から守り、加盟店への確実な支払いを可能にしています。Visaの事業の特色として、カード発行、融資、会費や利息の設定を消費者に直接行わないことが挙げられます。Visaは取引先金融機関を通じて、デビットカードによる即時決済、プリペイドカードによる事前決済、クレジットカードによる事後決済といった多彩な選択肢を提供しています。詳しくはwww.corporate.visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧下さい。



[1]法人消費支出:Visa Global Commercial Consumption Expenditure 2011、ビザ・インク 2012年11月発表