Visa、2016リオ五輪開催に向けデジタル決済を導入 ブラジルへの旅行者120万人を見込む

04/28/2016

本リリースは 2016年4月27日米国にて発表されたリリースの抄訳です。
ご参照:
https://usa.visa.com/about-visa/newsroom/press-releases.releaseId.2161814.html
 

Visa、オリンピック開会式前100日を記念:
リオで新たなペイメントテクノロジー導入のための準備完了
 

2016年4月27日、サンフランシスコ – Visa Inc.(NYSE: V、以下Visa)は本日、2016年リオデジャネイロオリンピック開催前100日になったことに合わせ、主要なオリンピック会場にPOS端末機を4,000台、ブラデスコ(Bradesco)銀行と提携でATMを11台導入する計画を発表しました。オリンピック大会の唯一の決済プロバイダーとして30年目を迎えるVisaは、競技会場、プレスセンター、店頭(POS)、オリンピック選手村、オリンピックスーパーストアなど、すべての会場におけるペイメント環境とネットワーク全体の構築・管理の責任を担っています。
 

またVisaは、オリンピック開催都市に対するスポンサーシップの価値を拡大し、その市場のペイメント環境の開発と発展を推進しています。Visaでは今年、リオで新たなテクノロジーとイノベーションを導入し、決済対応ウェアラブル機器および携帯電話などの新しい決済方法を展開する予定で、これにより、リオでは、スワイプ/タップ/クリックやサッとかざしたりするだけで決済できるようになります。
 

Visa Inc.イノベーション&戦略パートナーシップ(Innovation and Strategic Partnerships)担当のエグゼクティブバイスプレジデント、ジム・マッカーシー(Jim McCarthy)は、次のように述べています。「Visaはこれまで、さまざまな業者、国境、通貨間のあらゆる状況下でのアクセプタンスや安全でスピーディな決済のために常に尽力してきました。2016年リオデジャネイロオリンピックに向け、Visaは、いつでもどこでも、どんなものにでもみなさんが最適な決済方法を選べるようにします。」
 

 

オリンピック大会旅行者予測

Visaでは、最近の夏季オリンピックの傾向から、8月中にブラジルに訪れる海外旅行者の数を40~50万人と見込んでいます。また、オリンピック大会の準備もあることから、Visaの予測では、2016年にブラジルに訪れる旅行者の数が、2010~2015年の平均旅行者数に比べて推定120万人増加すると見られます。
 

ブラジルへの旅行者数の最大シェアはラテンアメリカとカリブ地域からの旅行者(海外旅行者全体の45パーセント)、その次に欧州(30パーセント)、北米(15パーセント)となると予測されます。
 

過去にオリンピック大会が開催された時の事例に基づくと、今回のブラジルでも旅行者1人あたりの支出が増加すると期待されます。2012ロンドンオリンピック中の支出は旅行者1人あたり平均1,830ドル[1]で、2012年における英国への通常の旅行者の訪問1回あたりの支出の2倍にも達しました。
 

マッカーシーは、「このデータは、オリンピックによって取引が増加することを示しています。この夏、200を超える国々から10,000人の競技者とその家族、友人、ファンがこのスポーツと競技の世界的な祭典を楽しむためにリオに集結すると予測されます。Visaがそのような旅の一部になれることをうれしく思います。」と語りました。
 

 

リオを訪れる際の旅のヒント


2016年オリンピックおよびパラリンピック大会の会場と、2016リオ関連の公式な取引で使用できるカードは、Visaだけです。オリンピック大会を応援するファンへのサポートとして、Visaカードをお持ちの方に、次のような旅に役立つ情報を公開しています。

 

  • 旅行中のトラブル回避のためカード発行銀行または金融機関にVisaデビットカード、クレジットカード、プリペイドカードの使用予定などを含めた旅行予定を通知しましょう。発行銀行によっては、Visaアカウント保有者向けの旅行関連優待特典に関する情報も提供しています。

  • 特定の銀行または銀行の取引通知サービスでSMS通知に登録すると、旅行者はVisaアカウントでの取引の追跡が可能に。

  • カード発行銀行のアプリでのモバイル位置確認やVisaの旅行認証タグ(Travel Authorization Tag)などのサービスが利用できるか確認しましょう。

  • 海外旅行中でも安心できるようにクレジットカードを自動請求支払に設定しましょう。

  • 安全性の高いチップがついたクレジットカードまたはデビットカードで、チップ対応端末から決済しましょう。

  • 店頭にVisaまたはPLUSロゴがあれば海外のカードが利用可能、ということを知っておきましょう。
     

  • 注)上記は米国内で実施されるサービスです。日本国内では該当しないものも含まれます。

 

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ビザ・ワールドワイドについて
ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、世界規模のペイメントテクノロジーを提供する企業です。世界の200以上の国と地域において、迅速、安全かつ信頼のおける電子決済で消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。毎秒65,000件を超す取引を処理できるVisaNetは世界でも最先端の情報処理ネットワークで、電子通貨の基盤であると同時に、消費者を詐欺や不正行為から守り、加盟店への確実な支払いを可能にしています。Visaの事業の特色として、カード発行、融資、会費や利息の設定を消費者に直接行わないことが挙げられます。Visaは取引先金融機関を通じて、デビットカードによる即時決済、プリペイドカードによる事前決済、クレジットカードによる事後決済といった多彩な選択肢を提供しています。詳しくはwww.corporate.visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。

 


[1] 「Overseas Travel and Tourism - Monthly Release」2012年8月、英国統計