Visa、アジア太平洋地域のフィンテック企業向けにファストトラックプログラムを開始

11/13/2018

最短4週間でVisaの決済ネットワークが利用可能に

2018年11月8日、シンガポール発 —  Visa(NYSE: V)は本日、当社のファストトラックプログラムを拡大し、次世代のデジタル決済ソリューションの開発を進めるアジア太平洋地域のフィンテック企業を支援することを発表しました。ヨーロッパや中米ですでに実施されているこのファストトラックプログラムでは、フィンテック企業の持つ決済ソリューションとVisaのグローバルネットワークであるVisaNetとの統合が迅速化されます。

 

11月より、アジア太平洋地域のフィンテック企業は、最短4週間でVisaのグローバルネットワークに参加可能となります。このファストトラックプログラムは、フィンテック企業の現実に対応し、ネットワークへの参加条件の簡素化を含めた手続きの迅速化など、Visaのパートナーであるフィンテック企業のニーズに応えるものとなっています。さらにこのプログラムでは、フィンテック企業とすでにVisaの認証を受けているプラットフォームやスポンサーとなっている銀行との接続が可能になります。

 

Visaのアジア太平洋地域担当プレジデント、クリス・クラーク(Chris Clark)は次のように述べています。「アジア太平洋地域は、世界でも有数の革新的なフィンテック企業の本社があり、消費者や取引先に、日々新たな決済体験を提供しています。ネットワーク事業者であるVisaは、当社ネットワークでのソリューション提供および提携金融機関との連携の双方を通じて、フィンテック企業のビジネス拡張を支援するという重要な立場にあります。

 

アジア太平洋地域ではこれまでにない速さで決済イノベーションが加速しており、Visaは新たなソリューションのより迅速な商用化を目指しています。私たちは、さまざまな業界の分野と連携することこそ、理想の決済体験を実現する最良の方法だと考えています。」

 

フィンテック企業向けファストトラックプログラムは、Visaの決済機能へのアクセス、新たな手数料、合理化された手続きなどの、新しい商用フレームワークを提供します。6月にヨーロッパ、10月に中米で開始されたこのプログラムは好評を博し、この度、アジア太平洋地域のフィンテック企業にも適用される運びとなりました。  アジア太平洋地域ではまず、ウォレット、分割払い、デジタルバンキングといったバーティカル市場での革新に携わるフィンテック企業の支援を目指しています。

 

ファストトラックプログラムは、フィンテック企業やスタートアップ企業の支援を目的としたVisaプログラムの中のプロジェクトのひとつです。これらのプロジェクトには以下が含まれています。

 

  • 投資:Visaは、当社の顧客やそのお客様のため、デジタル決済の発展に貢献する可能性のある企業に対し、継続的な評価、投資を行っています。最近投資したアジア太平洋地域のフィンテック企業には、Klarna、solarisBank、Marqeta、Paidyがあります。

 

  • パートナシップ:YellowPepper、NovoPayment、novae、Increase、Contis、EVRY、Jaja、Revolut、Wirecardなど、多くの決済プラットフォームやフィンテック企業は、世界各地ですでにVisaとの連携を開始し、消費者や加盟店に新たな決済体験を提供しています。

 

  • エンゲージメント:Visaのグローバルイノベーションプログラムである「Visa’s Everywhere Initiative」は、決済や取引における課題解決への提案をスタートアップに企業に呼びかけるプログラムで、アジア太平洋地域では2016年にスタートしています。

 

 

 

シンガポール フィンテックフェステバルにご参加のアジア太平洋地域のフィンテック企業の方を対象に、Visaのブースでは、フィンテックファストトラックプログラムをご案内しています。

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ビザ・ワールドワイドについて

ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、電子決済の世界的リーダーです。Visaのミッションは、最も革新的で信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。Visaが保有する最先端のグローバルなプロセシングネットワークであるVisaNetは、毎秒65,000件を超す取引を処理することができ、世界中に安全かつ信頼のおける電子決済を提供します。Visaは常にイノベーターであり続け、あらゆるデバイスを利用した商取引の発展を促進し、誰でもどこでも利用できる夢のキャッシュレス社会を実現する原動力となっています。世界がアナログからデジタルに移行しつつある今、Visaは自社のブランド、商品、人材、ネットワーク、および企業スケールを活かして商取引の未来を形作っていきます。詳しくは、usa.visa.com/aboutvisa(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。