Visaの歴史は、1958年に幕を開けます。この年、バンク オブ アメリカは米国の中流階級の消費者と中小小売業者を対象とする、初めての消費者向けクレジットカードを発行しました。間もなく企業として目覚ましい成長を遂げ、1974年には米国外進出、1975年にはデビットカードを発行するまでに至りました。 そして2007年、世界各国の事業を統合する形でVisa Incが誕生。翌年の2008年には、史上最大規模の新規株式公開(IPO)で上場を果たしました。今日では、Visaは200以上の国と地域において事業を展開し、カード、ノートパソコン、タブレット、モバイル端末など、あらゆるデバイスで利用できる商品とサービスを提供しています。Visaはこれからも進化を続けますが、すべての人がいつでもどこでも利用できる、最も優れた決済方法を提供するという理念は、今後も変わることはありません。

創業当初から決済のパイオニアとして貢献
Visaは、55年以上にわたってキャッシュレス革命の中心的存在として業界をリードしてきました。
Visaの歴史
1958年
BankAmericard
バンク オブ アメリカが「リボ払い」が可能な初めてのカード、BankAmericardを発行。
1976年
Visaが誕生
BankAmericardから、すべての言語で同じように発音される「Visa」に改名。
2007年
Visa Incとしての出発
グローバル企業としてのVisaが発足。Visa Europeは、これまで通り会員企業が所有する別会社となる。
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1958年
バンク オブ アメリカが、初めての消費者向け汎用クレジットカードを、300ドルを上限とする紙製カードとして発行。
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1970年
デラウェア州において、先見の明を持つVisaの創業者兼CEO、ディー・ホックの指揮の下、National BankAmericardがNational BankAmericard Inc.として法人化。
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1973年
National BankAmericardが業界初の電子オーソリゼーションシステムの提供を開始。続けて電子精算・決済システムの提供もスタート。
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1974年
BankAmericardプログラムの管理を全国的に行うため、International Bankcard Company(IBANCO)を設立。
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1975年
最初のデビットカードを発行。
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1976年
BankAmericardからVisaに改名。すべての言語で同じように発音されるこのシンプルな名前は、ブルーとゴールドの旗のマークを目印とした。
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1979年
初のVisaトラベラーズチェックを4種類の通貨で発行。
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1983年
現金自動預け払い機(ATM)ネットワークを導入。世界中で24時間、「いつでも、どこでも」現金を引き出せるサービスの提供を開始した。
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1986年
新しい広告キャンペーンを展開。旅行やビジネスのツールから、日常的に利用されるカードへのVisaの進化を印象付けた。
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1986年
21の通貨で利用可能な多通貨精算・決済システムを開発。
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1988年
ソウル夏季オリンピックとカルガリー冬季オリンピックにおいて、初めてスポンサーを務める。
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1989年
インテリリンク(Interlink)の買収により、電子署名機能を新たに導入。
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1993年
カードの不正利用を防ぐため、初めて決済に最新のニューラルネットワーク技術を採用。
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1995年
Visaチェックカードが誕生。さらに、すべてのICチップカードと端末の相互運用性を確保するICチップカードの業界統一規格、EMVを共同で策定。
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1996年
初の金融リテラシープログラムが発足。現在では20ヵ国以上において、お金の上手な管理方法を何百万人もの人々に紹介している。
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1997年
Visaの年間決済額が、業界でも画期的な数字となる1兆米ドルを記録。
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2000年
カードの発行枚数が10億枚を突破。同年、不正使用から生じた支払い責任をカード会員に負わせない、ゼロライアビリティ ポリシーを導入。
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2004年
Visaのデビットカードの利用額が、全世界のクレジットカード利用額を上回る。
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2004年
Visaの全取引を分析し、不正取引の可能性をリアルタイムでスコアリングするアドバンスト オーソリゼーションを導入。
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2006年
1997年に1兆米ドルを記録したVisaの年間決済額が、それを大幅に上回る4.4兆米ドルに到達。
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2007年
自社組織の再編成を行い、新しいグローバル企業のVisa Incを設立。
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2008年
モバイル決済と付加価値サービスの迅速な導入を目指す、Visaモバイルプラットフォームを発表。
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2008年
Visaのティッカーシンボル「V」がニューヨーク証券取引所に登場。この新規株式公開で、米国史上最高となる調達額を記録した。
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2009年
初のグローバルキャンペーンを実施。世界中の人々に、必要なものや欲しいものをいつでもどこでも購入し、支払うための方法としてVisaを紹介した。
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2014年
デバイス上で数回クリックするだけで、安全かつ簡単にオンラインで支払いができる、Visa Checkoutのサービスを開始。