アジアに初のイノベーションセンターを開設

05/09/2016

本リリースは 2016年4月27日米国にて発表されたリリースの抄訳です。
ご参照:
https://usa.visa.com/about-visa/newsroom/press-releases.releaseId.2162431.html


グローバルスケールでペイメントイノベーションを可能にするイノベーションセンターの拠点を開設

 

2016年4月27日、サンフランシスコ&シンガポール – Visa Inc.(NYSE: V、以下Visa)は本日、世界各地で開設を予定している新しいイノベーションセンターのネットワークの第一弾として、シンガポールイノベーションセンターを開設したことを発表しました。シンガポールに置かれたこの新しい7,000平方フィート(650平方メートル)の施設の利用は地域内のクライアント、パートナー、デベロッパーを対象とするもので、Visaのエキスパートと共に次世代のペイメントと商業用アプリケーションを創出することを目指します。
 

同センターは、2014年にサンフランシスコに開設したVisaのフラッグシップ・イノベーションセンターであるワン・マーケット・センター(One Market Center)の成功を受け、設立されました。また、今年後半から2017年にかけて、他の地域においても複数のイノベーションセンターの開設が予定されています。
 

シンガポールイノベーションセンターでは、ローカルおよびグローバルのクライアントを中心としたVisaのパートナーが、Visaデベロッパープラットフォームで提供されているVisa API、ソフトウェアデベロッパーキット(SDK)にアクセスすることが可能になります。同センターは、Visaのパートナーがアジアでのサービス拡大を実現する市場に適したソリューションの開発を支援する窓口であり、ワークスペースには、Visaの技術者およびビジネスリーダーが常駐しています。
 

シンガポール経済開発庁長官のベー・スワン・ジン博士(Dr. Beh Swan Gin)は次のように述べています。「アジア太平洋最初のイノベーションセンターの開設地にシンガポールが選ばれたことを大変喜ばしく思っています。このセンターは、最先端テクノロジーと新しいアプリケーションの開発、この地域のクライアントと主要パートナーのためのビジネスモデルの革新に注力するもので、Visaは、新興企業を含め、シンガポールにおけるより広範な企業エコシステムとの協業を検討しています。今回のVisaの決定は、アジア太平洋地域におけるイノベーションの拠点としてシンガポールの役割が拡大していることを示すものです。」
 

アクセンチュア(Accenture)によると、アジア太平洋地域でのフィンテック投資額は、2014年には推定8.8億米ドルだったものが2015年1月から9月までの期間でおよそ35億米ドルに急増しており、その4割が決済に関連した投資でした*。
 

Visaアジア太平洋地域担当グループエグゼクティブ(Group Executive)、クリス・クラーク(Chris Clark)は、「アジア太平洋地域の技術革新はかつてないスピードで進んでおり、拡大する決済エコシステムに関わるあらゆる企業にとって大きなビジネスチャンスを創出しています。Visaシンガポールイノベーションセンターの扉が正式に開かれた今、アジア太平洋が他の地域に提供できる創造的で最先端のモバイル・デジタル体験を創出・構築するべく、クライアントやパートナーと連携していくことを楽しみにしています」と述べています。
 

Visaグローバルイノベーションセンター
ペイメント業界がプラスチックカードからデジタルへシフトし、既存のステークホルダーに加え新規参入する企業が出現する中、Visaの使命は、すべてのインターネットに接続されたデバイス、家電、ウェアラブルでも安全な取引を可能にすることです。Visaのイノベーションセンターのグローバルネットワークは、下記のクライアントに対する支援を通じてイノベーションを育成し、この使命を実現する上で重要な役割を担っています。

  • エンゲージ(実践参加型):同センターの実践的な環境は、クライアントとパートナーに、動的なインタラクション、リアルタイムでのテスト環境、迅速なプロトタイプの開発を可能にする物理的なスペースを提供し、新しいデジタルソリューションの創出に必要となるサポートを提供します。

  • エキスペリエンス(経験立証型):Visaは、ユーザーにメリットをもたらす顧客志向のプロダクト開発を可能にするするHuman Centerd Design (人間中心設計)のアプローチを重視しています。

  • コラボレート(協業創出型):VisaのクライアントとパートナーはVisaの決済エキスパートと対話し、Visaデベロッパープラットフォームで入手可能なAPIとSDKなどのVisaテクノロジーへのアクセスが可能になります。


イノベーション&戦略パートナーシップ(Innovation and Strategic Partnerships)のエグゼクティブバイスプレジデントのジム・マッカーシー(Jim McCarthy)は次のように述べています。「アジア初のイノベーションセンターを開設したことは、フィンテックデベロッパーが成長している重要な地域において協働する場を実現できたと感じています。Visaは、クライアントとパートナーのビジネス目標達成を支援するため、Visaのネットワークを開放することに言葉以上に注力してきました。ペイメント業界が面白い今、現実のあらゆるチャレンジに対応することに興奮を覚えています。」
 

* 出典:Accenture、2015年11月付「Fintech Investment in Asia」。

 

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ビザ・ワールドワイドについて
ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、世界規模のペイメントテクノロジーを提供する企業です。世界の200以上の国と地域において、迅速、安全かつ信頼のおける電子決済で消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。毎秒65,000件を超す取引を処理できるVisaNetは世界でも最先端の情報処理ネットワークで、電子通貨の基盤であると同時に、消費者を詐欺や不正行為から守り、加盟店への確実な支払いを可能にしています。Visaの事業の特色として、カード発行、融資、会費や利息の設定を消費者に直接行わないことが挙げられます。Visaは取引先金融機関を通じて、デビットカードによる即時決済、プリペイドカードによる事前決済、クレジットカードによる事後決済といった多彩な選択肢を提供しています。詳しくはwww.corporate.visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。