Visa、外部パートナー企業との連携によるトークンサービス提供を開始

10/26/2016

本リリースは 2016年10月25日米国にて発表されたリリースの抄訳です。

ご参照:https://usa.visa.com/about-visa/newsroom/press-releases.releaseId.2215473.html

新たなトークンサービスフレームワークにより、
より多くの企業がセキュアなデジタル決済をグローバルに展開可能に

2016年10月25日、ネバダ州ラスベガス:Visa(NYSE: V)は本日、外部パートナー企業との連携によるVisaトークンサービス(VTS)の提供を通じて、セキュアなデジタル決済の浸透を加速させることを発表しました。テクノロジー企業、デバイスメーカー、カード発行会社、IoT企業、ウォレットプロバイダー、加盟店など、新たなパートナーによるVTSへのアクセスを拡大することで、さらに迅速かつ容易にセキュアなデジタル決済サービスをあらゆるデバイスを介して市場に提供できるようになります。この最初の試みとしてGiesecke and Devrient、Gemalto、INSIDE Secureの3社が、Visaのトークンサービスプロバイダープログラムのパートナーとして、新たに拡大されたVTSへのアクセスを提供します。

Visaトークンサービスは、口座番号や有効期限など、カードホルダー情報を一意的なデジタル識別子(トークン)に変換し、カードホルダー口座の機密情報を開示せずに決済を行うためのセキュリティー技術です。トークナイゼーションにより、デジタル環境での決済時は、消費者の口座情報を含む機密情報を見えないようにすることで、デジタル決済を誰でもどこでもより安全に行えるようにします。

Visaのトークンサービスプロバイダープログラムは、テクノロジー企業がVTSなどVisaの幅広いツールやサービスのネットワークや開発及びマーケティング支援にアクセスするための標準的なアプローチを提供します。また、様々な企業が新しく、心安全なデジタル決済サービスの開発できるようにし、EMVCoトークン規格で目指す一貫性を確保します。

Visa Inc.のイノベーション&戦略パートナーシップ担当エグゼクティブバイスプレジデントのジム・マッカーシーは、次のように述べています。「Visaのトークンサービスプロバイダープログラムにより業界全体におけるトークナイゼーションを促進することで、セキュアなデジタル決済は大きく飛躍します。トークナイゼーションを拡大しカード発行会社およびトークン・リクエスター双方に選択肢を提供することで、デジタル決済ソリューションがさらに拡大し、消費者は、デバイスを問わず安心して決済が可能となります。」

Visaのトークンサービスプロバイダープログラムでは以下の2つをVisaパートナーに提供しています。

• イシュアーTSP: Visaトークンサービス(VTS)などのネットワークに接続する認定パートナーで、金融機関向けのプロビジョニング、消費者認証、トークンライフサイクル管理のほか、Capital One Wallet、PNC Virtual Wallet、U.S. Bank Mobile Wallet、Wells Fargo Wallet、Apple Pay、Samsung Pay、Android Payなどトークン・リクエスターのトークンVTS通知などのソリューションを提供。

• トークン・リクエスターTSP: Visaトークンサービス(VTS)などのネットワークに接続する認定パートナーで、トークン・リクエスターがVTSによる消費者デジタル決済ソリューションを開発することが可能となる。トークン・リクエスターの決済アプリケーションや、携帯電話、今後拡大が見込まれるインターネット接続機器などの消費者端末でVisa決済トークンのプロビジョニングやライフサイクル管理が可能。

Giesecke & Devrientの役員でモバイルセキュリティー事業責任者のステファン・アウエルバッハ氏は、次のように述べています。「G&DとVisaトークンサービスを組み合わせることで、当社はセキュアなデジタル決済ソリューションプロバイダーとしての強力な地位を拡大することができます。当社のCONVEGO Hubソリューションは、Visaカード発行会社にセキュアなモバイル決済サービスへのシームレスなアクセスを提供し、ウェアラブル機器やモバイルデバイスのメーカやウォレットプロバイダーにはセキュアで柔軟な決済機能を提供します。」

Gemaltoのモバイル金融サービス担当SVPのジャン・クロード・デトゥルシュ氏は、次のように述べています。「Gemaltoは長年にわたりセキュアなデジタル決済のエコシステムを推進しており、Visaとの提携を嬉しく思います。当社の多くのカード発行会社の顧客は、VTSを活用してデジタル決済サービスをさまざまなウォレットやデバイスで展開することが可能となります。」

トークンサービスプロバイダーにお申し込みをご希望の場合は、Visa Ready Tokenizationプログラムにご登録ください。[email protected]まで直接お問い合わせください。プログラム概要および手続きの必要書類をお送りいたします。

 



ビザ・ワールドワイドについて
ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、世界規模のペイメントテクノロジーを提供する企業です。世界の200以上の国と地域において、迅速、安全かつ信頼のおける電子決済で消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。毎秒65,000件を超す取引を処理できるVisaNetは世界でも最先端の情報処理ネットワークで、電子通貨の基盤であると同時に、消費者を詐欺や不正行為から守り、加盟店への確実な支払いを可能にしています。Visaの事業の特色として、カード発行、融資、会費や利息の設定を消費者に直接行わないことが挙げられます。Visaは取引先金融機関を通じて、デビットカードによる即時決済、プリペイドカードによる事前決済、クレジットカードによる事後決済といった多彩な選択肢を提供しています。詳しくはwww.corporate.visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。