Visa、グローバルなプロセシング能力を拡張する新設備をシンガポールと英国に開設

08/17/2017

新たな設備の導入で、世界中のデジタル決済への高まる需要に対応

本リリースは 2017年7月26日米国にて発表されたリリースの抄訳です。
ご参照:https://usa.visa.com/about-visa/newsroom/press-releases.releaseId.2288776.html

2017年7月26日、米国カリフォルニア州サンフランシスコ — 世界規模のペイメントテクノロジーを提供するVisa(NYSE:V)は本日、プロセシング能力の拡大に向け、シンガポールおよび英国に最先端のデータセンターを開設することを発表しました。グローバルなプロセシング拠点が追加されることで、Visaの決済インフラの迅速性、復旧性、および地理的な多様性が向上します。さらに、昨今のあらゆるものが密接につながったグローバル経済で利用可能な、新しく、より洗練された決済方法の提供においても拡充された能力が活かされます。


Visaのテクノロジー担当エグゼクティブバイスプレシデント、ラジャット・タネージャ(Rajat Taneja)は次のように述べています。「商取引および決済は、アナログからデジタルへの歴史的移行の真っただ中にあり、世界中でますます多くの人が、現金を持ち歩く代わりにカードやデバイスを使って支払うようになっています。急成長を遂げるデジタル決済やモバイル決済に対応できるように、アジアやヨーロッパに技術投資をおこない、当社のインフラストラクチャーのさらなる向上を図ります。その一方で、顧客である金融機関やパートナー企業が期待する安全性、利便性、およびサービスの常時提供は維持していきます。」


シンガポールおよび英国のデータセンターは、北米にある既存のプロセシング拠点を補完するものとなります。4カ所のデータセンターが同期されることでVisaの決済インフラの冗長性や復旧性が大幅に向上するため、16,600もの金融機関、何百万という加盟店、さらに30億枚ものカードに関するVisaのサービスが中断する可能性を最小限に抑えます 。新しい2つのセンターには、高性能ハードウェアやエネルギー効率の高い電力設備や冷却装置といった、クラス最高のテクノロジーが採用されています。これらの新設備は、2018年に稼働開始の予定です。


シンガポール・データセンター
シンガポールに建設される10,000平方フィートのデータセンターは、Visaにとって初の東南アジアのプロセシング拠点となり、Visaのグローバルネットワークに接続する世界中の金融機関やパートナー企業、カード会員、加盟店に対しサービスを提供します。


Visaアジア太平洋地域担当グループエグゼクティブ、クリス・クラーク(Chris Clark)は次のように語っています。「シンガポールは、アジア太平洋地域本部の本拠地として、すでに当社のビジネスの主要拠点となっています。シンガポールに新たなデータセンターが建設されることで、急増するデジタル決済需要への対応がさらに強化され、またアジア太平洋地域におけるペイメント・イノベーションが促進されるでしょう。」


シンガポール経済開発庁(EDB)のケルビン・ウォン(Kelvin Wong)副次官は次のように語っています。「新しいデータセンター建設場所として、Visaがシンガポールを選んだことを嬉しく思います。これによりシンガポールは、ビジネスやテクノロジーにおける信頼できるパートナーとしての地位がより確かなものになります。今回の投資により、Visaはシンガポールにおけるビジネスを強化することができる一方、シンガポールは、データ管理やコネクティビティにおける地域リーダーであると示すことができます。」


新しいデータセンターは、この2年間でVisaが行った3回目の大規模投資となります。2016年9月、VisaはVisa University(ビザ・ユニバーシティー)初の海外キャンパスをシンガポール本社に開校しました。2016年4月には、Visaは地域内の金融機関、パートナー企業、デベロッパーがVisaのエキスパートと協力し次世代の商業用アプリケーションを創出することを目指したシンガポール・イノベーション・センターを開設しました。
 
英国データセンター
2016年6月、Visa Inc.はVisa Europeの買収を完了し、複数年をかけて2社の事業を統合し、共通のテクノロジープラットフォームを持つグローバル組織に移行することを発表しました。この統合により、ヨーロッパにおける3,200もの金融機関がVisaのグローバルプロセシングネットワークであるVisaNetに加わることになり、既存の英国データセンターも改修されることとなりました。


改修後の設備は、10,000平方フィートの面積となり、地域内の顧客により復旧性の高いオペレーションを提供することが可能となります。またヨーロッパのペイメント・イノベーションに対する市場対応もさらに迅速化されます。
Visa Inc.のヨーロッパ担当CEO、ビル・シーディー(Bill Sheedy)は次のように語っています。「ヨーロッパでの最先端データセンターの開設は当社にとって非常に重要な一歩であり、これにより金融機関やパートナー企業はVisaの世界中にまたがる技術資源を活用できるようになります。」


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ビザ・ワールドワイドについて
ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、世界規模のペイメントテクノロジーを提供する企業です。世界の200以上の国と地域において、迅速、安全かつ信頼のおける電子決済で消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。毎秒65,000件を超す取引を処理できるVisaNetは世界でも最先端の情報処理ネットワークで、電子通貨の基盤であると同時に、消費者を詐欺や不正行為から守り、加盟店への確実な支払いを可能にしています。Visaの事業の特色として、カード発行、融資、会費や利息の設定を消費者に直接行わないことが挙げられます。Visaは取引先金融機関を通じて、デビットカードによる即時決済、プリペイドカードによる事前決済、クレジットカードによる事後決済といった多彩な選択肢を提供しています。詳しくはwww.corporate.visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。