Visaが、よりシンプルで安全なデジタル決済体験を実現

10/26/2018

*本リリースは 2018年10月23日米国にて発表されたリリースの抄訳です。

ご参照: https://usa.visa.com/about-visa/newsroom/press-releases.releaseId.15936.html

 

2018年10月23日、米国カリフォルニア州サンフランシスコ – Visa(NYSE: V)は本日、EMV® Secure Remote Commerce(SRC)仕様のドラフト版を継続して支持する旨を改めて表明し、デジタルコマースにおける情報入力の手間の低減とセキュリティ向上に引き続き取り組むことを明らかにしました。

 

EMV SRC仕様のドラフト版は、ネット環境で消費者、加盟店、イシュアに同じデジタル決済体験を提供するデジタル取引の基盤を定めるもので、一貫性、利便性、セキュリティに優れた決済方法を実現します。EMVCoは昨年、決済エコシステムの様々な事業者から同ドラフト仕様に関するフィードバックを募りました。Visaでは現在、加盟店、イシュア、決済ゲートウェイなどの関係者に対し、45日間のパブリックコメント期間中にフィードバックやコメントを提出するよう推奨しています。EMVCoは仕様の最終化後、完成版を公表する予定です。

 

消費者によるネット加盟店Webサイト、モバイル、音声認識デバイスの利用が増加しているものの、決済情報は手動で入力する必要があり、購入には情報入力の手間が伴います。SRCの導入により、消費者のデジタル決済体験は、店舗でのお買い物と同様に、より容易かつ迅速で安全になります。

 

Visaの決済プロダクト&プラットフォーム担当グローバルヘッドのT.S.アニールは、次のように述べています。「現在、デジタルコマースでの決済には一貫性がなく、消費者にとって情報入力の手間が多く、これが加盟店のコンバージョン率の低さの原因になっています。EMVCoの仕様は、デジタル決済の進化の基盤となり、将来にわたって容易なデジタル/IoT決済を保証します。」

 

Visaは、世界標準に準拠した決済体験を提供することで、選択、プライバシー、セキュリティの主要原則が決済エコシステム全体にわたって確実に守られるよう支援しています。また、標準化はデジタル決済の効率化にも役立ち、一貫性の向上と、消費者の不満やお買い物の中断につながる情報入力の手間などの低減を可能にします。

 

アニールは次のように続けます。「デジタルコマースでの決済シーンの標準化を求める声は、かつてないほど高まっています。相互運用可能な国際標準によって物理的なPOSがメリットを得たように、SRCは同レベルの成功をeコマース、mコマース、およびIoTチャネルにもたらすものと期待しています。Visaはまた、ブラウザベースの環境において安全でシンプルなカード決済を実現し、SRCとW3C Payment Requestの仕様が相互運用可能となるよう保証するため、W3C Web Paymentsワーキンググループにも参加しています。」

 

VisaはSRCの導入により、消費者からの決済情報の収集を効率化し、新たに拡大しているVisaトークンサービスを用いてセキュリティを確保します。これらは同時に、Visaにおける最高のデジタル決済体験基盤を形成し、eコマース加盟店でモバイルデバイスやモバイルアプリを用いてオンラインでお買い物をする消費者のセキュリティと利便性を向上させます。

 

この進化の一環として、26のグローバル市場で4,000万以上の消費者アカウント、35万以上の加盟店、1,600以上の金融機関が利用しているVisa Checkoutでは、2019年半ばから新しいEMV SRC仕様を採用し、参加カードブランドであるVisa、Mastercard、American
Expressをサポートする予定です。

 

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