文化的に多様なチームがあなたのビジネスに貢献する4つの理由
本ブログ記事は、Visaビジネスの9月のテーマである「中小企業・個人事業における多様性」の一部として執筆されたものです。Visaビジネスは毎月、特定のトピックに焦点を当て、事業運営、従業員、顧客、そして経営者自身のための実用的なアイデアや情報を提供しています。FacebookのWell Sourced by Visa Businessページから、効率的なソリューション、役立つ情報やリソースをご覧ください。
ここ数年の間に、私はすべてを自分だけでこなす(そして燃え尽きてしまう)個人事業主から、私よりはるかに優秀なスタッフを雇用する経営者となり、その過程で結束のあるチームの重要性を身にしみて感じました。
実際、このチームは私にとってかけがえがない存在となっています。私たち起業家は自分の強みをさらに活かすために、自分の弱点を補ってくれるメンバーを雇い、それぞれの個々の強みが一緒になったとき素晴らしいチームとなるのです。
ではそのチームの中で、文化的な多様性を持つことはどういう意味があるのでしょうか?
私は今まで世界各地からのチームメンバーやフリーランスの方々と一緒に仕事をする機会があり、個人的に多くのことを学びました。また私自身の行動や、コミュニケーションややりとりの仕方についても考えされられました。
私たちは時としてチームの多様性について過小評価しがちですが、様々な理由から、将来に向けてその重要性を改めて認識する必要があります。チームの多様性のメリットに加えて、世界各地のチームメンバーと一緒に働く際の、私なりのアドバスについても触れたいと思います。
文化的多様性とは何か
本題に入る前に、まず文化的多様性とは何かについてお話ししましょう。文化的多様性は異なる人種、民族、国籍、宗教、および性的指向の人々を含むコミュニティを指します。
これをあなたの職場に当てはめると、あなたのチームにはアフリカ、カナダ、ニュージーランド出身の人や、仏教徒やカトリック教徒、無宗教の人もいるかもしれません。黒人や白人、ストレートやゲイの人もいるでしょう。職場では偏見や差別意識を捨てて、チームの中でそれぞれの個性をもつすべての人が活躍できる環境を創り出しましょう。
意識してか無意識によるものかにかかわらず、もしあなたのチームが同じようなメンバーだけで構成されているなら、この文化的多様性がもたらす大きなメリットを逃していることになります。
では、そのメリットとは 何でしょうか?
文化的多様性のメリット
『アラバマ物語』に出てくる、「相手の視点で物事を考えない限り、その人物のことを本当に理解することはできない」という古いセリフを聞いたことがあるでしょうか?もう私が何を言いたいのか分かると思います。ビジネスの成長において、顧客を増やすためにできるだけ多くの人にアピールするのは当然のことですが、そのためには他の人があなたについてどう感じているかを知ることが必要です。
文化的な多様性を取り入れることで、異なる人生経験を積んできた人たちの意見を知ることができるようになります。この異なる経験こそが、新しいアイデアを生み出し、寛容でオープンな心を育み、かけがえのない価値をもたらしてくれるのです。
VEOHRCや欧州連合委員会といった複数機関が行ったリサーチによると、文化的に多様な職場環境は高い生産性だけでなく、より多くの利益をもたらすことが分かっています。
ビジネスにとっては、まさにいいことずくめです。
このリサーチでは、次の3つのエリアで多様性による好影響があることが分かっています。
- 製品開発:多様性がありまとまったチームは、ターゲットとなる顧客の多様な価値観についても深く理解しているため、その顧客層に向けたより優れた製品開発を行うことが可能となります。
- 事業運営:チームが多様であればあるほど、異なる文化の祝祭日や慣習の違いなどについて学ぶことができます。そうした文化的相違を受け入れることで、スタッフの帰属意識が増し、退職や転職することも少なくなります。熱心な従業員が増えて離職率は減るというのは、理想的な職場と言えます。
- マーケティング:多様な顧客を相手にビジネスをする場合、あなたの会社の多様性を前面に出すことで顧客の信頼を得ることができます。またチームが多様であればあるほど、顧客からのあなたの評価は高まります。
Googleハングアウトやスカイプを活用
今後のプロジェクトや様々なアイデアについて話し合ったり、週の予定を確認するために、定期的なオンライン会議は必要不可欠です。そのためには、GoogleハングアウトやSkypeといった優れた機能を持つツールをぜひ活用しましょう。
グループでビデオ会議をしたいなら、Googleハングアウトがおそらくベストです。スクリーンの共有やファイル送信などが可能で、すべての参加メンバーを1つの画面で見ることができます。また、自分の顔に角やティアラを重ねることもでき、毎週のビジネス会議がより一層楽しいものになります。
一方、Skypeには割安の電話機能があるため、別の国に住むメンバーに安い通話料で電話をかけることもできます。もちろんパソコンを使えば無料でビデオ通話も可能です。
自分のタイムゾーンと時差を理解
異なるタイムゾーンにいるスタッフと一緒に仕事するのはそれだけでも大変ですが、私のように世界中を飛び回っている場合、自分の今いるタイムゾーンと他のチームとの時差を考慮しながら仕事を進めるのはさらに大変です。
私が今まで使った中で一番便利なオンラインツールはWorldTimeBuddy.comです。この無料ツールでは最大4つの異なるタイムゾーンを選択でき、自分の時間帯の上にスクロールオーバーすると、チームメンバーがいる各地の時間を知ることができます。
この画面をチームと共有したい場合は、「Link This View」オプションを使って、ミーティング時間がハイライトされた自分のタイムゾーンのスクリーンショットをEメールで送信できます。
もうひとつのおすすめのスケジュール管理ツールはtimeanddate.com/meetingsで、電話会議やミーティングの日程調整に便利です。私は何度もこのツールにお世話になりました。
どこからでもドキュメントを共有
タスク管理やミーティング調整、タイムゾーンの問題も無事解決しましたが、ではチーム全員とドキュメントを共有する必要がある場合はどうすればよいでしょうか。DropboxやGoogleドライブを使えば、画像や音声・動画ファイル、ドキュメントを簡単に共有することができます。
Googleドライブは、Gmailアカウントを持っている人であれば誰でも無料で使用できます。フォルダとサブフォルダを作成してワード、エクセル、パワーポイントなどあらゆる種類のファイルを共有でき、ファイルごとに共有範囲やアクセス権限を設定するのも簡単です。
チーム全員に編集権限を与えて同時に作業することも、読み取り専用に設定することも可能です。
同様に、Dropboxも最大16GBまでのデータを無料で保存でき、あらゆるメディアファイルやPDFの管理に最適なクラウドストレージを提供しています。ファイルの共有リンクをシェアすることで、チームメンバーや顧客とも簡単にファイルを共有することができます。
今後も成長を続けるビジネスにとって、文化的多様性を持ったチームは非常に有益であり、それぞれのメンバーが持つ異なる視点や知識、経験によって、顧客に対して最大限の製品やサービスの提供が可能になります。
チームメンバーが世界中の違う場所にいたとしても、共通認識を持って一緒に働くことは決して難しいことではありません。ここでご紹介した多様性のあるチームを支援するページやオンラインツールを活用して、ぜひ顧客を満足させる製品やサービスを実現してください。
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