モバイル ロケーション コンファメーションは、お店でのお支払いの際に、カード会員のスマートフォンなどのモバイル端末の位置情報を利用することにより、カード発行金融機関への事前連絡や取引確認が不要になります。カード発行金融機関は、取引承認の信頼性を高めることができます。

リスク&不正対策
不正利用をリアルタイムで発見できるAPIや、顧客がカードをより自由に管理できるようにするAPIで、決済の安全性を高めることができます。
モバイル ロケーション コンファメーション


カード会員の71%が、位置情報セキュリティの付いたカードを使いたいと述べています。
出典: Finsphere Card Fraud Research, PSB, April 2012(Finsphereカード不正利用調査、PSB、2012年4月).

カード会員の46%が、カードをさらに利用するだろうと述べています。
出典: Finsphere Card Fraud Research, PSB, April 2012(Finsphereカード不正利用調査、PSB、2012年4月).

カード会員の21%が、この機能が付いたカードへの切り替えに前向きです。
出典: Finsphere Card Fraud Research, PSB, April 2012(Finsphereカード不正利用調査、PSB、2012年4月).
モバイル ロケーション コンファメーションの仕組み
- カード発行金融機関のモバイルバンキングアプリから、カード会員がサービスに登録します。
- カード会員のスマートフォンの電源が入っているときに、端末からカード発行金融機関とVisaに現在の位置情報が送信されます。
- Visaは、カード使用時点でカード会員のスマートフォンなどのモバイル端末が加盟店の所在地の近隣にあるかどうかを確認し、その情報をオーソリゼーション対象のカード発行金融機関に提供します。
- 位置情報の分析に応じてVisaアドバンスト オーソリゼーションのスコアも更新され、カード発行金融機関はより多くのデータで信頼性を高めることができます。
ご利用可能なAPI
Enrollment(登録)
カード会員のモバイル端末とアカウント番号をVisaに登録します。
Location Agent(位置情報エージェント)
カード会員のモバイル端末の位置情報を取得し、カード発行金融機関のモバイルバンキングアプリに送信します。
Location Update(位置情報の更新)
カード発行金融機関のホストシステムから、カード会員のモバイル端末の位置情報をVisaに送信します。
Visa トランザクション アラート

Visa トランザクション アラートは、カード会員が事前に登録したVisaカードでのお支払いの際にほぼリアルタイムの通知を送りお知らせします。Visa トランザクション アラートを利用することで、カード会員はより能動的に支出の管理が可能なり、また不正利用をいち早く発見することができます。カード会員は、通知の種類を利用額や利用シーンごとに事前に設定することができ、 EメールやSMSで受信することができます。
Visa トランザクション アラートの仕組み
- 消費者は、カード発行金融機関を通じて、一定の金額を超える取引、海外での取引、ATMでの現金引出など、利用シーンに応じて、指定の方法(EメールまたはSMS)で通知を受け取ることができます。
- カード会員が店舗や電話、インターネットで、事前に登録されたカードを利用して支払う際に、通知設定内容を照会します。
- 実際の取引内容が事前に設定された条件に一致すると、取引の詳細を記載した通知がカード会員の携帯電話(SMSメッセージとして)またはEメールアドレスにリアルタイムで送信されます。
ご利用可能なAPI
Manage Communities(コミュニティ管理)
クライアントに設定されたコミュニティに関する情報を提供します。
Manage Portfolios(ポートフォリオ管理)
コミュニティ内のクライアントのポートフォリオとそこに定義されたサービスに関する情報を提供します。
Manage Customers(顧客管理)
カード会員と対象カードの登録または登録解除、会員の連絡先情報の管理、サービス内容の設定を行います。
Replace Card(カード交換)
紛失、盗難、期限切れのカードを新しいカードと交換します。
Manage Notifications(通知管理)
カード会員に送信された通知を取得し、カスタム通知を作成してカード会員に送信する機能を提供します。
Visa トランザクション コントロール

Visa トランザクション アラートは、カード会員が事前に登録したVisaカードでのお支払いの際にほぼリアルタイムの通知を送りお知らせします。Visa トランザクション アラートを利用することで、カード会員はより能動的に支出の管理が可能なり、また不正利用をいち早く発見することができます。カード会員は、通知の種類を利用額や利用シーンごとに事前に設定することができ、 EメールやSMSで受信することができます。
Visa トランザクション コントロールの仕組み
- カード会員は、カード発行金融機関のモバイルおよびオンラインバンキングアプリを使用して、カードに利用制限を設定します。
- カード発行金融機関は、カード会員の設定をVisaに連携します。
- カード会員がカードでお支払いをするたびに、Visa トランザクション コントロールは、オーソリゼーション要求された取引データを、事前に登録されたカード会員の設定情報と照合し、カード発行金融機関がとるべき対応を提示します。
- 次に、カード発行金融機関は、Visa トランザクション コントロールに取引の承認・拒否の決定を連携し、必要に応じてカード会員に取引に関する通知が送信されます。
ご利用可能なAPI
Customer Rules(カスタマー・ルール)
カード会員のサービスへの登録・解除、利用制限や限度額設定、通知などの各種設定を可能にします。
Program Administration(プログラム管理)
クライアント(金融機関)が、カード会員向けに提供する制御機能の設定・管理を可能にします。
Notification Callback(通知コールバック)
クライアント(金融機関)に対し、カード会員に送信する通知メッセージが生成されたことを連携します。
Validation(検証)
カード取引のオーソリゼーション要求の詳細を、カード会員の設定と照合し、取引を承認または拒否をすべきかの提案をカード発行金融機関に連携します。
Enrollment Callback(加入コールバック)
カード会員が利用制限等の設定を有効または無効にしたことをクライアント(金融機関)に連携します。
Visaトークンサービス

Visaトークンサービス(VTS)は、16桁のカードアカウント番号などの機密性の高いアカウント情報を、トークンという固有のデジタル識別子に置き換え、実際のアカウントの詳細を明らかにすることなく決済を処理できます。カード発行金融機関、加盟店、ウォレットプロバイダーは、安全なモバイル決済アプリケーションの提供、サードパーティのデジタル決済エクスペリエンスの利用、登録されているカードの安全性の維持が可能になり、オンラインやモバイル端末で安全にショッピングする手段を顧客に提供できます。

2020年までにコネクテッドデバイスは500億台に。
出典: The Internet of Things, Cisco, 2011(モノのインターネット(IoT)、Cisco、2011年).

店頭でのショッピングの支払いにコネクテッドデバイスを使用する消費者は367%増加。
出典: Total US Retail Sales Top $4.5 Trillion in 2013, emarketer.com, April 2014(2013年の米国の総小売売上4兆5,000億米ドル超、emarketer.com、2014年4月). 2014年にCAGRが発表した2018年予測による。

2018年までにモバイル決済は5,620億ドルに達する見込み。
出典: US Mobile In-Store Payment Volume Forecast, BI Intelligence(米国の店頭モバイル決済金額の予測、BI Intelligence). 2014年発表の2018年予測による。
Visaトークンサービスの仕組み
- カード会員が、カード発行金融機関、オンライン加盟店、モバイルウォレットプロバイダーを通じてVisaトークンサービスにカードアカウント番号(PAN)を登録します。
- 加盟店またはウォレットプロバイダーがVisaにトークンを要求して、カード会員のPANをそのトークンに置き換えます。状況によっては、カード発行金融機関がトークンを承認する場合もあります。
- VisaはPANとトークンの関連性をセキュアなトークンボルトに保管します。
- カード会員が買い物をするたびに、加盟店またはウォレットプロバイダーは取引とトークンを送信します。Visaは、トークンをPANに置き換えてから、カード発行金融機関にオーソリゼーション要求を送ります。
ご利用可能なAPI
Enroll PAN(PAN登録)
トークンサービスにPANを登録し、カードアートとカードメタデータを受け取ります。
Get Payment Data with Token(トークンで決済データ取得)
規定のトークンでeコマース取引の暗号を要求します。
Get Card Metadata(カードメタデータ取得)
対象のPANのカードアートとカードメタデータを取得します。
Provision Token APIs (2)(規定トークンAPI(2))
PANまたはPAN登録IDを使用してトークンを要求し、受け取ります。
Manage Token Lifecycle APIs (4)(トークンライフサイクル管理API(4))
トークンの現在のステータスを取得または変更します(有効、中断、再開、削除)。
Notifications(通知)
PANまたはトークンのステータスが変化したことをトークン要求者に通知します。